【195】
「足助高原荘でそれにタッチしていたのはどなたとどなたですか」
宮之原がたずねた。
「柾木ひとりです」
南条がこたえた。
「泥棒に五億円を盗まれましたね。高原荘の従業員に気づかれずに、柾木さんひとりでその処理をなさったのですか」
「はい」
南条はポケットからメモを取りだし、テーブルのうえに置いた。
「泥棒がはいりましたのは、七月十二日の深夜でございました。十三日、この日は土曜日でしたが、朝の五時すこしすぎ、わたしの自宅に柾木から電話がありました」
南条は淡々と話した。
これも宮之原が推理したとおりであった。
南条は大金庫を処分するようにと指示した。そのうえで、泥棒のはいった日を二日ずらし、手提げ金庫を持っていかれたことで被害届をだすように指示した。
愛知県警の本部には、南条が被害届どおり穏便に取り扱ってもらえるよう手を打った。
警察はそれですんだが、事件はそれではすまなかった。
「名古屋のやくざですが、永淵組というのが脅迫してまいりました」
【译文】
“在足助高原庄也这有接触的都有谁?”
宫之原问道。
“只有柾木一人。”
南条回答道。
“五亿日元被偷走了。为了不被高原庄的职员注意,是柾木先生一个人处理那件事吗?”
“是的。”
南条从口袋中拿出笔记,放在桌子上。
“小偷是七月十二日深夜进入的。十三日,那天是星期六,早上五点多,柾木打电话到我的住处。”
南条淡淡地说着。
这也如宫之原年推测的一样。
南条指示把大保险柜处理掉。并且,把盗窃案发的日期错开了两天,报警称丢失一个手提保险箱。
在爱知县警总部,警察按南条提交的申请书那样采取了息事宁人的措施。
警察就这样完成了工作,但事件却并不因此而解决。
“名古屋的混混,永渊组的人过来威胁了。”
请老师看一下。
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本帖子最后于 2023/6/16 6:47:06 编辑 ]
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