「へーえ、だとすると、畑谷氏は富山県の出身なのですか」
「そこまで断定はできませんが、調べてみるだけのことはあると思いました」
「しかしまあ、出身地を隠しておきたい人なんか、そう珍しくもないでしょう。私は香川県のずっと西のほうの仁尾という町の出身ですが、そんなに自慢できるようなところでもありません。かといって、隠しておく気は全然ありませんけどね」
「そう、それだけなら、別に気にすることはないのですが」
「というと、他に何か、気になることでもあるのですか?」
「ええ、ちょっと、富山県出身という点が、ですね」
「富山県出身だと、何か問題でもあるのですか?」
「殺された弓岡さんが、やはり富山県高岡市の出身です」
「あ、そうだったのですか……えっ、そうすると、やっぱし弓岡氏は畑谷氏を訪ねて来たということなのですか?」
「一応、疑ってみる必要はあります」
「うーん……」
島田はうなった。
「これはえらいことになりましたねえ。畑谷氏が弓岡さん殺しの犯人ですか」
“那么就是说,畑谷的老家是富山县吗?”
“现在还不能确定,不过我觉得有必要调查一下这一点。”
“但是不想让别人知道自己老家的人并不少吧。我的老家在香川县很靠西边的一个叫仁尾的小镇上,也不是什么值得夸耀的地方。不过,我可没想过藏着掖着啊。”
“那这么说的话,似乎并没有什么奇怪的。”
“除此之外,还有什么别的事情引起了你的注意吗?”
“嗯,那也就是他的老家是富山县这一点了。”
“富山县有什么问题吗?”
“被害人弓冈先生的老家正好就是富山县高冈市。”
“是这样啊……这么说,弓冈先生果真是为探访畑谷先生而来的吗?”
“还不清楚,不过至少应该持怀疑的态度。”
“嗯……”
岛田低声道,
“那就很奇怪了啊,难道真凶就是畑谷吗?”
先生の教えをお願い致します。
靡不有初,鲜克有终……