【汤河原】【249】
「小早川の奴、六年前の借りを返す つもりだ」
と、土屋は、いった。
地元の新聞にも「皆殺し」の文字が踊った。
そんな中で、十津川は、自分の疑問に拘り続けた。
なぜ、殺された人間と、殺されなかった人間がいるのかということだった。
×古本止道 公認会計士
×岡崎政明 ホテルのオーナー
×高橋君子 旅館青山荘の女将
×赤木 豊 スーパーのオーナー
×二上専太郎 二上土地社長
○本田英一郎 熱海市会議員
○沢口康隆 弁護士
○佐伯 涼 経営コンサルタント
○塚本ゆかり 岡崎の女
「六年前、小早川に不利な証言をしたのが、この九人で、この中、五人が殺され、あとの四人は、助かっている。この差は、何だろうね?」
と、十津川は、いった。
「男と女の差もないし、熱海、湯河原の差もなさそうですね」
と、亀井がリストを見ていう。
「この中、古木正道だけは、除外して考えてみようか。彼は明らかに、小早川じゃない人間に殺されているからね」
十津川が、ペンで、古木正道の名前を消し、改めで、四人と四人を比べてみた。
「殺された四人は、ホテル、旅館のオーナーか、会社の社長ですね。助かった四人は、議員と弁護士、経営コンサルタント、それに愛人で、ホテル、旅館のオーナーでもなければ、会社の社長でもありません」
【译文】
“小早川这混蛋,打算为六年前的事情复仇啊。”
土屋说道。
当地报纸上面也赫然写着“全部杀害”的文字。
即便如此,十津川仍然坚持自己的疑问。
也就是说,为什么,有人被杀,有人却逃过一劫。
X古木正道 注册会计师
X冈崎政明 旅馆所有人
X高桥君子 旅馆青山庄老板娘
X赤木丰 超市老板
X二上专太郎 二上土地社长
O本田英一郎 热海市会议员
O泽口康隆 律师
O佐伯 凉 经营顾问
O塚本缘 冈崎情人
“六年前,对小早川作出不利指证的就是这九个人,其中五人已被杀害,剩下四人幸免于难。为什么会有这种区别?”
十津川说道。
“没有男女的差别,好像也不有热海与汤河原的地域区别。”
龟井看着列表说道。
“这其中,把古木正道先排除在外考虑吧。很明显,他并非小早川所杀而是另有其人。”
十津川用钢笔把古木正道的名片划掉,再一次将四人与四人作对比。
“被杀的四人,不是宾馆或旅馆的所有人,就是公司的老板。未遭遇毒手的四人是议员、律师还有经营顾问,以及情人,他们既不是宾馆、旅馆的所有人,也不是公司的老板。”
请老师看一下。
低头做事