「いいですか光彦、くれぐれも洋一郎さんの名に傷をつけないようになさい」
雪江未亡人は口を酸っぱくして、次男坊の暴走を戒めた。浅見は「はい、はい」とむやみに頭を下げながら、しかし、思念のほうは、聖林寺の鐘から血がしたたっていたという、世にも魅力的な情景に飛んでいた。
浅見と住職は連れ立って、所轄の滝野川警察署を訪れた。地元ということもあるけれど、これまでに何度か、事件捜査に協力して、すっかり顔馴染みの間柄だ。
もっとも、顔馴染みと親しいのとは別問題であって、警察側は浅見の来訪をあまり歓迎していない。むしろ、「嫌なやつが、また来た――」ぐらいな気持ちだろう。
浅見と住職は刑事課長の小堀警部に、鐘の一件を話した。小堀は「はあ、はあ」と、あまり感激も感動も伴わない相づちを打っていたが、岩淵水門の変死者の話が出たときだけ、わずかに興味深そうな目を住職に向けた。
「ふーん、それで、その鐘の話と、岩淵の事件と関連があると、そういうわけですか」
「いや、関係があるかないかは、私の知るところではありませんがね」
住職は数珠を持った掌を合わせて、刑事課長の疑惑が我が身に及ばないことを祈るようにして、言った。
「ただ、変死した人が死後十数日経っていたというのと、日数的にほぼ似通っているものですからな」
“好玩吗,光彦?拜托不要再败坏阳一郎的名声了。”
寡母雪江的语气酸溜溜的,训斥着二儿子曾经的“辉煌历史”。浅见低着头,只管答应着“好、好。”。但是心思早就飞到圣林寺的滴血之钟那里去了,这种场景对浅见来说太能勾起自己的兴趣了。
浅见和住持相携来到了当地的淹野川警察署。这里是浅见的主场,更何况自己曾经数次协助案件搜查,已经混得相当脸熟了。
不过,先不提混得熟不熟,警察他们并不怎么欢迎浅见的到来。相反地,他们大概会想:“烦人的家伙又来了。”。
浅见和住持向刑侦科长小堀警部(日本的中级警察职称,大致相当于中国的警督)讲述了钟的故事。小堀面不改色的答应着“嗯,嗯。”。当听到岩渊水库的腐败尸体的时候,才意味深长地看向住持。
“嗯,所以你认为岩渊的案件和那口钟有关联是吗?”
“不不不,有没有关联,不是我能知道的。”
住持拿着念珠,双手合十,祈祷着刑侦科长不要怀疑到自己身上。
“不过尸体是在死后十多天才被发现的,从天数上来看也对的上。”
先生の教えをお願い致します。
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本帖子最后于 2024/12/29 14:41:29 编辑 ]
靡不有初,鲜克有终……